「峠駅」鉄道ファンの聖地と峠の力餅




奥羽本線に「峠駅」という鉄道ファンの聖地があります。

峠駅は1日わずか6本の電車しか停車しない山奥の無人駅で、かつてはスイッチバックしていたとして記憶に残る人がいることでしょう。

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峠駅について
島式ホーム1面2線を有する地上駅。警報機と遮断機付きの構内踏切がある。米沢駅管理の無人駅。
板谷峠は急勾配と豪雪による難所として知られ、山形新幹線開業まで普通列車はスイッチバックで登っていた。このため、複雑な線路やポイントなどの施設が駅構内に設けられ、それらは雪から守るためスノーシェルターで覆われていた。同新幹線開業にともなう改良と電車化によりスイッチバックは廃止されたが、スノーシェルターは新たに設けられたホームの覆屋として流用され、上下線も含めて大きく覆った構造から独特の雰囲気となっている。

出典:Wikipedia

スイッチバックについて
スイッチバック(英語: switchback)とは、険しい斜面を登坂・降坂するため、ある方向から概ね反対方向へと鋭角的に進行方向を転換するジグザグに敷かれた道路又は鉄道線路である。またそうしたスイッチバック設備(道路、鉄道線路)を走行する運転行為をスイッチバックと呼ぶことがある。さらに、勾配があるかどうかによらず、分岐器を設けて線路を鋭角的に接続し列車を2線路の接続点で折り返し運転するために設けられたスイッチバック式停車場(スイッチバック駅)と呼ぶことがある。Switchback stationの類語として折り返し駅 (reversing station) があるが、折り返し駅 (reversing station) の場合は「列車が継続して先に進むために敷設された、進行方向を反転しなければならない場所」を指す。

出典:Wikipedia

かつては峠駅を含む前後の四駅をスイッチバックの線路で結び、難所を無事に抜けて米沢へ抜けていきました。そんなところが鉄道ファンを引き付ける理由のひとつになっています。

峠駅の駅舎はトンネルのように木造のスノーシェルター(スノーシェッド、雪囲い)で覆われていて、自動車はこの屋内に駐車します。

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屋内は趣があり、夏場なのに涼しくヒンヤリしていて、独特の雰囲気に引き込まれます。

ホームはライトで照らされていますが、無人なので不思議な異空間になっています。

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ウ〇コしようと思ったらトイレに紙がありませんでした。

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周りは山ばかりで特ににぎやかな店もなく、駅自体もトンネルのような変わった駅です。しかし、ここからは姥湯温泉、滑川温泉などの秘境の温泉宿へとつながっています。

もちろんそんな温泉も魅力の一つなのですが、この駅にはもう一つの魅力があります。

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降りる人は「秘湯」を目指している人か吾妻連峰への登山客だけ、という事なので駅に着いた電車の中の乗客に餅を買ってもらおうと「昔ながらの弁当売り」のような恰好をして、「峠の力餅」を売りに来ます。

駅に電車が止まると、外から売り子さんの声が聞こえてきます。トンネルのような覆いのしてある駅なので、構内に響いて聞こえます。

それがまた、話でしか聞いたことのない「弁当売り」のように聞こえ、窓の外には法被を着て餅を並べた大きなお盆を肩から下げて歩いて回る「餅売り」の姿を見ていると、急に昔話の世界へタイムスリップするはず。

この「峠」という駅のすぐ外には「峠の力餅」という餅を売る店が一軒だけポツンとあります。そこで売られている「峠の力餅」という大福のような餅がここの名産となっています。

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また、毛氈(もうせん)のひかれた「露台」が置かれ、餅とともにおいしいお茶をいただくこともできます。 大きな観光地ではありませんし、ここで降りたからと言ってほかに何か観光施設があるわけでもありません。しかし、山に囲まれ多静かな店先でお茶とおいしいお餅を食べたり、電車の窓を開けて「お餅を買う」という経験は、ここでしか味わえない旅の忘れられないひとコマとなります。

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餅はできたてのものを売っているので、柔らかくてしっかり伸びる餅でした。

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スポット名 峠駅(とうげえき)
所在地 山形県米沢市大字大沢字峠




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