赤坂の薬師桜:火事で半焼した姿は痛々しく儚げだった




わかりにくい駐車場から徒歩5分、高い丘の上に咲く一本桜が目に留まる。

人通りの多いところではなさそうですが、この時期なのでカメラ片手の人と幾度かすれ違うでしょう。

※記事作成は5月ですが、訪れたのは4月です。

県指定天然記念物で樹齢約970年のエドヒガンザクラは樹高約9m、幹囲約6.1mに及び、小高い丘に咲く姿は夕方に訪れたせいか陽にあたらず孤独な様子に伺える。周囲は杉並木なので、日当たり時間は短いと思われる。

桜は見下ろすように立っていて、江戸時代には八乙女桜や殿入り桜も見渡せたらしい。

暗い。

何も見えない。

しかしrawデータで撮影して現像すると・・・

これが同じ写真とはね。

白鷹町では昔から「種まき桜」「舟つなぎの桜」と呼ばれて親しまれている。昭和初期に桜の南側が半焼したが、手当ての甲斐あって、毎年元気に春の訪れを告げている。

看板の説明書きによると

昔から種まき桜として親しまれ、昔、最上川の洪水の時、舟をつないだという伝説があることから、別名「舟つなぎの桜」、又、鮎貝薬師堂に近いことから「御薬師様の桜」とも呼ばれている。残念ながら、桜の幹が損傷しているのは、昭和初期の工場火災で桜も半焼したためである。

主幹は失われ、幹には大きな空洞があるが複雑にうねり、歴史を感じる。細い枝が一本だけ伸び、健気に可憐な花を咲かせている。

痛々しく儚げ・・・

2018年の桜の記事はこれにて終了。

名称赤坂の薬師桜(あかさかのやくしざくら)
見頃4月中旬~下旬
規模感☆(小)
開園時間24時間
料金0円
駐車場あり
問合せTEL0238-86-0086/白鷹町観光協会
アクセス荒砥駅から車で約6分
所在地山形県西置賜郡白鷹町箕和田1071




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